
我が家の愛犬は、もともとマラセチアを患っていました。
治ったり、またなったりしてとにかくしつこいのがマラセチアの特徴ですが、我が家の犬も例に漏れず一進一退を繰り返していました。
落ち着きはじめ、対策のコツもつかんできたのも束の間、その後の様子をお伝えします。
足に転移してしまった
最近なのですがもともと片方の耳にマラセチアがある子だったのですが、最近足に転移してしまったのを発見しました。
転移してしまったと考えると完全に悪化してしまったと言っていいと思われます。
気がついたきっかけは、夜中に何かを舐める音がずっと聞こえてくるので電気をつけると、しきりに手を舐め続けており、前歯を使って足をかじっているのが見えました。
あまりにしきりなのでこれはおかしいなと思い足の又を開いて見てみると、いわゆるマラセチア皮膚炎の赤くなった状態でした。
また、匂いを嗅ぐとなんとも言えない酵母菌の匂いが…。完全にマラセチアです。
足の又は蒸れやすく、湿気がたまりやすいのでマラセチアが出やすい場所です。
転移の原因
散歩で濡れてしまった場合が多くあります。
突然降ってくる雨や地面がぬかるんでいる場所に行ってしまった場合など、どうしても濡れてしまいます。
さらに足を拭いても取れない汚れになってしまうと足を洗浄するしかない状態になってしまいます。
清潔にするのもマラセチアの治療及び予防なのですが、ここで難しいのが完全に乾かすことです。
タオルドライをしてからドライヤーでドライをするのですがなかなか乾いてくれませんし、我が家の犬は何せドライヤーが嫌いです。
湿りやすい毛を剃る
そこでとった対策が足の裏の毛をバリカンで剃ることです。
長毛種なので足の裏の毛がぼうぼうで湿気がたまりやすい状態なのですが、足の裏を剃ると通気性が良くなります。
夏になると毛を刈り上げられている子がいますが、(サマーカットですね)、通気性が改善されだいぶ暑さが軽減されるようです。あんな感じで足の裏を剃ると通気性がよくなりますし、乾かしやすくなります。
清潔と乾燥を心がけ、再び現在治療中です。
友人宅のワンコの指の又の部分が赤くなっていたのを以前見たことがありました。
理由を尋ねると「皮膚炎が痒くて舐めてしまう」ということでした。
舐めてしまうことで毛が抜けてしまったり毛が赤くなってしまうことは多々あります。
舐めクセ対策
この舐めるという行動に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
そんなお悩みの方に是非オススメしたいのが、ビターアップル (Bitter Apple) というグッズです。
ワンコの口に入るものは成分が気になるところですが、水、イソプロパノールというアルコール成分と未熟なリンゴから抽出された苦味成分です。
噛み癖のある犬に対し、噛み付く対象物に吹きかけたりして噛み癖を治すなどの目的で使用されることもありますが、皮膚炎に対しても非常に有効です。
肝心の効き目ですがやはりそこは個人差があります。
我が家の犬はいつも通り手をペロッと舐めた後、不思議そうに「?」という顔をした後、舌をベロベロさせていかにも苦いものを口に入れてしまったというリアクションをしていました。
その後何回かトライしてましたが、しばらくして舐めることをやめたので継続して続けていきたいと思っています。
友人宅のゴールデンの子は、赤くなっていた部分が時間がかかりましたがこれで回復をしていました。
しかし、他犬種の友人宅の犬は全く効かなかったそうです。
そもそも犬には味蕾という味を感じる器官が人よりも少ないのです。
我が家の犬はダンボールやティッシュを食べてもケロッとした顔をしていますが、味蕾の少なさが原因かもしれませんね。
犬は人よりも味覚に対し過敏ではありません。
なので、ビターアップルをつけても平気な子がいるというのも納得です。
しかし効いた!という声は多いので一度試してみる価値はあるハズです。
舐めこわし、噛み壊しを予防を予防しましょう!